艸居 7月の企画展 

ジョン・メイソン:A SURVEY



Folded Spear Form, Golden, Ceramic, H163xW51xD52cm, H64xW20xD20.5in.

 

この度現代美術 艸居ではジョン・メイソン: A SURVAY 展を開催致します。日本初個展となる今展では、1956 年から現在の新作まで33 点、未公開の作品から代表作までを展示致します。
メイソンはアメリカ現代陶芸の先駆者として、ピーター・ヴォーコス、ケン・プライスなどと共に革新的な制作活動を繰り広げてきました。50年代、60年代のアメリカ西海岸では用途性として認識されていた陶芸の枠をはるかに超え、土で表現する作品を模索する熱気で覆われていました。日本では走泥社が轆轤の上でオブジェ焼きを試みていた頃、アメリカでは前衛芸術と抽象表現主義の影響を受けながら、土の限界に挑戦した陶彫刻が作られていました。
1957-1965年、メイソンはヴォーコスとスタジオを共にした時期で、土の物理的な性質̶、素材としての土の可能性、それと同時に土の限界と可塑性を探求しました。 その頃の作品は土を使った抽象表現とプリミティプな要素を持った作品で、今展では、手の指の跡を力強くダイナミックに土に押し付けたRaku Bowl や土をスタジオの床に投げつけ、その模様を写し取った陶板、アルファベットの型をリズムよく押し付けた色とりどりのレリーフを展示します。その70年以降、作品は多様化し、神秘的な縦長の彫刻、強大な壁のレリーフ、クロス(X)型の彫刻、幾何学的な造形作品を制作しました。線対称、回転、マス(作品の中で相当量を占める)色彩とフォルムの融合などが、メイソンの作品の特徴となりました。作品は伝統的な陶芸̶土の素材感や技術的な探求と関わりながらも、概念や作品の組織化へとシフトされました。空間的な体験、
視覚的錯覚、建築的なインスタレーションなど、メイソン独自の世界を確立し、現代陶芸から現代美術へと土の可能性を大きく変えた歴史的に重要なフィギュアとして認識されています。
日本でのジョン・メイソンの展覧会は1964 年の「現代国際陶芸展」東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、1971 年の「現代の陶芸:アメリカ、カナダ、メキシコと日本」東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、1990 年の「雄弁なオブジェ:現代アメリカ工芸の展開」東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、1994 年の「陶芸の今」愛知県陶磁美術館の4展
で、それ以降は幻のように日本から姿を消してしまいました。
今年90歳を迎えたジョン・メイソン。日本では本人に先立って50年代、60年代の大作4点が3ヶ所の美術館で所蔵されていますが、作家本人が来日するのは今展が初めてとなります。伝説となっていたメイソン。今展を機にメイソンの全貌をご高覧いただけますと幸いです。
メイソンの作品はサンフランシスコ近代美術館、パサデナ美術館、ロサンゼルス・カウンティ美術館、スミソニアン・アメリカ美術館などアメリカ有数の美術館で展示されてきました。ホイットニー美術館では1973年と2014年の2回にわたりビエンナーレにおいて招待展示をし、1964年, 1976年, 1981年にはグループ展に出展しました。
ジョン・メイソン展は7 月7 日(金)から 8 月26 日(土)まで、現代美術 艸居 京都市東山区古門前通大和大路東入ル元町381-2 にて展示。 開廊:火から土10:00AM – 6:00PM
展覧会に関するお問い合わせは、藤田篤実 atsumi.fujita@gallery-sokyo.jp
プレスに関するお問い合わせは、井澤葉子 izawa@gallery-sokyo.jp 又は075 746 4456

 


会場付加情報
住所
京都市東山区古門前通り縄手東入る元町381-2
アクセス
大和大路通から古門前通を東に入り5軒目
電話番号
075-746-4456
日程
2017年7月7日(金)- 8月26日(土)
時間
10:00 - 18:00
休日
日・月
料金
無料
特記事項