今貂子「秘色-Hisoku-」


KYOTO舞踏館『秘色』
作・舞踏/ 貂子  音楽/おかえり姉妹  照明デザイン/岩村原太

2016年7月、おそらく日本国内初となる舞踏の専用劇場「KYOTO舞踏館」が、京都・三条にオープンしました。

舞台となる会場は、江戸時代後期に建造され、蛤御門の変の災禍をかいくぐったという歴史的にも貴重な逸話を持つ土蔵。滋慶学園グループ総長・浮舟邦彦氏の協力を得てこの場所での企画が実現した。1公演8 席限定という濃密な空間で三味線の美しい音色とともに体感する舞踏の世界に、多くの人が心揺さぶられることは間違いないだろう。

 

【作品解説】


150年前、激動期の大火に耐えた、舞踏館のこの土蔵は、清らかで、
あたかも、水の神の棲む神座(かむくら)のように、思われる。
私は、時代の願いとともに、万物の命の根源であり、人を癒し、清明さ
をもたらす水のエネルギーの舞踏を供えたいと思う。

秘色(ひそく)とは、玲瓏で、神秘的な美しさを持つ、青磁色の別名で、
火炎の中で、変化し、あらわれる奇跡の色である。私にとり、水、源流、
瀧、涙などに結びつく。また、日本人は、色ということばで、色彩だけで
なく、艶、調子、兆し、愛情など、細やかで深遠な感覚を包んできた。
みえるもの、きこえるものの奥にある何かに、観客の皆様と、触れに
いきたい。

長い間、待ち望まれた舞踏の劇場が生まれる。アバンギャルドで、かつ、
古代から伝わる日本人のユニークな身体観を現代に息づかせる舞踏が、
多くの出会いとともに、新たな価値を生み出すことを願い、
全身全霊で踊りたい。

2016年夏
今貂子

【公演概要】
〈公演日程〉
毎週木曜日開催
〈開演時刻〉
18:00-/20:00-(上演時間 約45分・1日2回公演)
※それぞれ公演時間の20分前より受付開始・開場
〈料金〉
一般 3,000円 /学生 2,500円
※未就学児入場不可
〈客席数〉
各公演 限定8席
※座席は指定席ではありません。
〈アクセス〉
〒604-8202 京都市中京区三条通室町西入衣棚町51-2
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【出演】
今貂子(舞踏)/おかえり姉妹(音楽)
上演時間:約45分



今貂子&おかえり姉妹

Kyo Nakamura




今貂子(いまてんこ)プロフィール

舞踏家・振付家。舞踏カンパニー倚羅座 主宰。今貂子舞踏研究所代表。

’80年、舞踏グループ・白虎社の創立に参加。国内のみならずヨーロッパやアジア、南米の海外フェスティバルに舞踏手として出演。また、衣裳デザイン・製作も手掛ける。
’94年、白虎社解散により独立。’00年、自身のワークショップを母胎に自らカンパニーを結成。日本の芸能の源流に見られる「たまふり(命の活性化)の力」に支えられたアバンギャルドな舞踏の探求を通じて独自の境地を開拓し、舞踏に新しい命を吹き込むべく、京都を拠点に精力的な活動を展開。
’05年にはヨーロッパツアーを実施し、スペイン・フランス・ドイツの各国で成功を収める。
’07年より、大正期建造の和の劇場である五條會館(旧 五條楽園歌舞練場)において、舞台機構の修復を行いながら新作公演を毎年開催し、’12年’13年と二年連続で文化庁芸術祭に参加。
’10年度には「和の伝統的劇場での舞踏公演を新しい京都の風物詩に!」とのテーマを掲げ、京都府文化ベンチャーコンペティション 京都新聞社賞を受賞。
’15年’16年、フォーラム「舞踏という問い」実行員として、ワークショップ、レクチャーを企画運営。

近年では舞踏手としての活動のみならず、国内外の後進の指導・育成にあたり、数々の舞踏家やパフォーマーを輩出している。
また、子ども向けお化け屋敷や農村舞台をはじめとするコミュニティアートプロジェクトの開催、美術家・音楽家など異ジャンルアーティストとのコラボレーション、映画「駈込み女と駆出し男」への出演など、活躍の場を広げている。

 
おかえり姉妹(林 まゆみ/宮里 亜梨紗)プロフィール
長唄の三味線奏者ユニット。
大学在学中、江戸時代に庶民の娯楽であった歌舞伎とともに発展してきた舞台音楽・長唄三味線と出会い、活動を開始する。
自らの演奏を通じて、長唄が最盛期だった江戸時代の日本人の感性や感覚を体感し、共感するとともに、それらが現代に生きる自分たちの根源に訴えかけてくるものを感じ、それは一体何であるかを追求し続けている。
その活動は多岐にわたり、舞踏とのコラボレーションや他ジャンルのミュージシャンとの共演、ライブハウスや老人ホーム、小学校での演奏や自主企画の音楽会など、長唄の認知度を向上させるべく精力的な活動を行っている。
ライブでは、観客とのコール&レスポンスや、独自に編み出した「長唄リコーダー」を取り入れるなど、様々な工夫で観客を楽しませている。


会場付加情報
住所
京都市中京区三条通室町西入衣棚町51-2
アクセス
京都市営地下鉄 烏丸線・東西線 「烏丸御池」駅 6番出口より徒歩5分/阪急京都線 「烏丸」駅 22番出口より徒歩10分
電話番号
075-254-6520
日程
毎週木曜日(2016. 7/7〜2017. 12/28)
時間
18時/20時
休日
料金
一般:3,000円 学生:2,500円
特記事項
上演時間は約50分。受付・開場は開演の20分前から開始。会場内にお手洗いがございませんので、事前にお済ませ下さい。