赤と青のひ・み・つ 聖なる色のミステリー


人間にとって根源的な色である「赤」と「青」に光を当て、人と色彩との結びつきの歴史を探る特別展。私たちの色への思いが時を超えて伝わってくる。古代に手に入れた憧れの色彩—辰砂やベンガラの赤、ラピスラズリやトルコ石の青は、動と静、ハレとケなど対極的なイメージを持ちながら、どちらも“聖なる色”として美術品や装飾品、祭祀のための道具に施されてきた。MIHO MUSEUMが所蔵する世界の貴重な品々はもちろんのこと(修復後初公開となる若冲筆《達磨図》も必見)、赤の女神と称される丹生都比売にうつひめ(「丹」は辰砂のこと)の坐像も愛でてほしい(三谷薬師堂蔵)。「骨は銀、肉体は金、髪はまことのラピスラズリ」とうたわれる神秘的な《隼頭神坐像じゅんとうしんざぞう》が常設されているコレクション練にも、ぜひ立ち寄りたい。

かなもりゆうこ

 


夏季特別展「赤と青のひ・み・つ 聖なる色のミステリー」

子ども連れでも美術館を楽しんでほしい。大人も童心に帰って美術品と親しんでほしい。そんな願いを込めた当館初の体験型展覧会です。MIHO MUSEUMコレクションから選りすぐりの世界の古代美術、中世・近世の日本美術を、みんなが大好きな2つの色、「赤」と「青」に分けて展示するという試みです。
古くから呪術などに使われていた「赤」、鉱石の入手が難しく憧れの色だった「青」。どちらも信仰と結びつき、“聖なる色”とされてきました。人々が色を手に入れ、大切なモノに赤や青を施した歴史を探っていきます。現代の私たちが見失いかけている“色のエネルギー”を感じ取っていただけるよう、様々な体験コーナーやワークショップをご用意して皆様をお迎えいたします。
また、当館秘蔵の伊藤若冲筆「達磨図」は修復後、初公開となります。今回の修復によって明らかにされた裏彩色による達磨禅師の真っ赤な僧衣に、若冲の入魂の跡が感じられます。
緑豊かな夏のMIHO MUSEUMで、国内外の名品の新しい魅力をお探しください。

(詳細はこちら MIHO MUSEUM

 

 

会場付加情報
住所
滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷330
アクセス
◎JR京都駅より琵琶湖線長浜、米原方面行き乗車 石山駅下車 所要時間 約13分 ・ JR石山駅南口より MIHO MUSEUM行きバス時刻表 約50分 ・タクシー利用 :JR石山駅、瀬田駅、草津駅より 各約35分/信楽高原鉄道信楽駅より 約20分
電話番号
0748-82-3411
日程
2018年6月30日(土)~ 8月26日(日)
時間
10時〜17時(入館は16時まで)
休日
毎月曜日 ※ 7月16日は開館、7月17日は休館
料金
大人 1,100円/高大生 800円/小中学生 300円(20名以上の団体は各200円引)
特記事項