オーケストラ・クラス


遠くにエッフェル塔が見えるパリのビルの屋上で熱心にバイオリンを練習する少年、アーノルド。西アフリカのマリ出身で母子家庭の彼が通うのは、パリ19区という貧しい地区の小学校で、アフリカ系、アラブ系、アジア系など多様な移民の子供達がいる。そこに来たのが、オーケストラ・クラスの新しい先生であるプロのバイオリン奏者、ダウド。しかし、悪ガキ達は勝手に騒いで授業にならず…。ある日、ダウドが演奏すると生徒達は興味津々の表情で聞き入り、やっと練習が始まり、ダウドはアーノルドの才能を見出す。が、演奏の失敗、先生と生徒の対立、教室の火災など問題が起きるが、保護者達の協力で新たな場所を得て練習に打ち込む。目標は、フィルハーモニー・ド・パリというホールで、リムスキー=コルサコフの「シェエラザード」を演奏する事だ。演奏当日、ひとつのアンサンブルとして結束した彼等はスタンディングオベーションを受け、全員が笑顔になるのだった。
実際に行われている子供の為の音楽教育プログラム「デモス」に想を得て映画化した、監督と脚本のラシド・ハミはアルジェリア出身で、この生徒達と同じ様な環境で育ったという。子供達にとっての音楽の意味を本当に理解しているに違いない。実は、ハミ監督は先日のフジロックに来た程の音楽好きだが、気に入ったアクトは誰だったのか聞きたい所だ。ところで、映画の最後に流れるのが「フリーダム」という曲(ウッドストックでリッチー・ヘブンスが歌った事で有名)なのだが、これがハミ監督の一番のメッセージではないだろうか。

フジカワPAPA-Q

 


オーケストラ・クラス

(C) 2017 / MIZAR FILMS / UGC IMAGES / FRANCE 2 CINÉMA / LA CITÉ DE LA MUSIQUE – PHILHARMONIE DE PARIS


 

音楽が子供たちの心と未来を変えた―。
フランスの音楽教育プロジェクトから生まれた奇跡の物語。


パリ19区にある小学校へ音楽教育プログラムの講師としてやってきたバイオリニストのシモン。音楽家として行き詰まったシモンは、気難しく子供が苦手。6年生の生徒たちにバイオリンを教えることになるが、楽器に触れたこともなく、いたずら盛りでやんちゃな彼らに音楽を教えるのは至難の業で、たちまち自信を喪失してしまう。しかし、クラスの中でひとり、バイオリンの才能を持った少年アーノルドと出会ったことをきっかけにシモンの人生が再び動き出す。アーノルドの影響もあって、感受性豊かな子供たちは音楽の魅力に気づき、演奏することに夢中になっていく。ときには、練習中に喧嘩になったり、他校との合同練習で赤っ恥をかいたり、失敗や経験を重ねながら音楽をとおして少しずつ成長していく子供たち。そんな彼らに向き合うことで、音楽の喜びを取り戻していったシモンは、生徒たちと共に一年後に開かれるフィルハーモニー・ド・パリでの演奏会を目指していく…。

 
監督:ラシド・ハミ
脚本:ラシド・ハミ&ギィ・ローラン
出演:カド・メラッド/サミール・ゲスミ

 
(詳細はこちら 公式サイト

 
〈劇場情報〉
テアトル梅田 8/18〜9/21
シネ・リーブル神戸 8/25〜9/14
京都シネマ 9/8〜10/5
シネ・ヌーヴォ 10/20〜

 

会場付加情報
住所
京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3階
アクセス
地下鉄烏丸線「四条」駅および阪急「烏丸」駅より徒歩2分。
電話番号
075-353-4723
日程
時間
休日
料金
一般1800円 大学生以下1000円 60歳以上1100円 身障者(要手帳)1000円
特記事項