『旅成金 in京都』~小痴楽、鯉八、松之丞三人会~


あの3人が京都へ帰ってくる!

瀧川鯉八は、笑いだけがある世界へと、われわれを連れ込む。限界まで語りを抽象化した、紙の上の落書きのような、無意味で平面的な言葉の世界である。それはむしろ恐怖である。落語は数十分後に現実へとわれわれを帰すはずだが、今なお、彼のでっち上げた世界をウロついているような自分を否定できない。もうあれから1年になるのに。要するにクセになるってわけだ。

講談師の神田松之丞は、始まりがあり、途中があり、終わりがあるその世界を、瞬時に作り上げる。むろんそんなことは普通は不可能である。語るためには、時間が必要だから。しかし松之丞は、時にあっけなく物語を切断し、その切り口によって物語の全てを客に知らしめるのである。要するに、彼はある意味で言葉の造形作家ってわけだ。

柳亭小痴楽は流れるような話術で、たくみに人を誘い込む。落語の世界の、頑丈な言葉の構築物にウットリするのも束の間、もはやわれわれは外へ出られない。監禁されたのだ。落語はその時間だけ笑えばいいだけのはずだが、小痴楽の世界では、客は、すっかりヘトヘトになってしまう。汗びっしょりだ。笑いっぱなしで腹筋が鍛えられる。要するに、健康にいいってわけだ。

昨夏の熱狂が今なお脳裏をくすぐり続けている。くすぶり続けている。消えることのない、笑いと語りの新しい世界がやってくる。

福永信(★★★★★)

 


『旅成金 in京都』~小痴楽、鯉八、松之丞三人会~

 

出演:柳亭小痴楽

昨年初めて京都で開催され、大絶賛を巻き起こし伝説となった「旅成金in京都」、
今年も開催が決定致しました。
あれから1年、ますます勢いをます御三方の高座をぜひ目撃して下さい。

 
【日時】8月8日(火)18時45分会場19時半開演
【会場】三条木屋町 アバンギルド

【チケット】
前売2400円 当日2700円+ワンドリンク(600円)
予約&問い合わせ kyoto.narikin@gmail.com

 
 

〈プロフィール〉

柳亭 小痴楽(りゅうてい こちらく)
出身地:東京都渋谷区
趣味:読書、サッカー、バスケットボール、洋服
芸歴:
平成17年10月 「ち太郞」で初高座
平成20年6月 父 五代目柳亭痴楽門下へ「柳亭ち太郞」
平成21年9月 痴楽没後、柳亭楽輔門下へ
平成21年11月 二ツ目昇進 「三代目柳亭小痴楽」となる。

平成23年12月
第22回北とぴあ若手落語家競演会 奨励賞
平成27年11月 NHK新人演芸大賞 落語部門 決勝進出

 
瀧川鯉八
鹿児島県出身
1981年3月27日生まれ
2006年8月瀧川鯉昇に入門
2010年8月に二つ目昇進
2015年渋谷らくご大賞

 
神田松之丞
2007年11月 三代目神田松鯉に入門
2012年6月 二つ目昇進
2015年4月 DVD「新世紀講談大全 神田松之丞」(クエスト)
2015年10月「読売杯争奪 激突! 二つ目バトル」優勝
2016年12月「真冬の話術」優勝
2017年3月「平成28年度花形演芸大賞」銀賞受賞

趣味は落語を聴くこと。

若くして、連続物と言われる、
宮本武蔵全17席、
慶安太平記全19席、
村井長庵全12席、
天保水滸伝、
天明白浪伝全、
畔倉重四郎 etc
それから端物と言われる数々の読み物、それらを異例の早さで継承した講談師。
持ちネタの数は8年で110を超えて、講談普及の先頭に立つ活躍をしている。

メディア出演

2015年9月12日 「日立 世界ふしぎ発見!」(TBS)『ノイシュバンシュタイン城と姫路
城2つの城のミステリー』VTR出演
2016年2月28日 「大河ドラマ『真田丸』コンサート(NHK)出演

 
(詳細はこちら UrBANGUILD
 

会場付加情報
住所
京都市中京区木屋町三条下がる ニュー京都ビル3F
アクセス
京阪三条から西へ進み木屋町通りを南に約150M
電話番号
075-212-1125
日程
時間
休日
料金
特記事項