ロームシアター京都セレクション
「寒川晶子ピアノコンサート」インタビュー


檜垣智也、寒川晶子 ロームシアター京都にて(撮影:編集部)





インタビュー:寒川晶子
       檜垣智也

聞き手:蔭山陽太|ロームシアター京都 支配人兼エグゼクティブディレクター
構成:高嶋慈

 
寒川晶子さんは、すべての鍵盤をドの音に特殊調律した「ド音ピアノ」の演奏家として注目を集めるピアニスト。ド音ピアノでは、ドとド#の間という非常に狭い音程の中を十二分割した微分音程により、静かににじんでいくような音のひろがりを体感することができる。今回のコンサートでは、ド音ピアノのソロに加えて、電子音楽のための多次元立体音響装置・アクースモニウムの演奏者である檜垣智也さんとの共演と、中国雲南省のタイ族に伝わる「音の織機」を演奏する伊藤悟さんも加わった3人の演奏が予定されている。この斬新なコラボレーションを前に、寒川晶子さんと檜垣智也さんにお話を伺った。


● 現代音楽の世界へ進む原点はローリン・ヒル

―― 寒川さんは、京都で生まれ育ち、高校卒業後、音楽の道に進むために上京されたということですが、当時から、「プロの演奏家になろう」という気持ちがあったのでしょうか。

寒川 「好きな音楽をやりたい」という気持ちで音楽科のある高校を選び、大学も音楽学部に進学しましたが、当時は、プロの演奏家として活動できるとは思っていませんでした。人との出会いや、大学で学ぶ以外の音楽との出会いがあって、いままで続けてこられたのだと思います。

―― どういう音楽との出会いだったのですか。

寒川 大学時代、20歳ごろまでは、先生に言われた通りにピアノを弾こうとしていましたが、身体がついていけない部分があって、無理を感じていました。そんなときに、クラシックとは別に、趣味で聴いていたローリン・ヒルの音楽から、音の多様性に気づき始めたんです。ローリン・ヒルの音楽は、ヒップホップとかR&Bと言われるジャンルですが、特に「To Zion」という曲がとても新鮮でした。「Aメロ」「Bメロ」「サビ」といった構造や盛り上がりが実際にはあるのだけれど、それよりもボーカルのハスキーで小節線(五線譜上で拍数によって区切る線)を感じさせない自由な歌いまわしやギターの立体的な動きが目立っていながら、リズムはパターンを繰り返していて、全体が少しずつ「ジワジワ」盛り上がるのです。その様子はラベルの「ボレロ」や現代音楽のミニマルミュージックのように平坦でもあり、最初はすごく違和感がありましたが、聴いているうちにだんだん気持ちよくなってきて。よく考えたら調性音楽なんですよね。でも、クラシック音楽やこれまでに触れてきた調性のイメージと全然違うんです。
 また、ローリン・ヒルの歌詞や発言にも影響を受けました。それまで私が知っていた日本のポップスは、メロディさえ知っていれば自分でピアノ伴奏が付けられたんです。でも、黒人音楽やR&Bを聴いたときに、ピアノで再現できないことに気づきました。ピアノで弾こうとすると逆にかっこ悪くて、「ピアノで弾くべきじゃない曲かもしれない」と模索していた時期がありました。どういう音楽をやればローリン・ヒルみたいになれるんだろうって。このように特定の存在に追い付こうと必死になりましたが、その後、ローリン・ヒルの哲学や歌詞に触れているうちに、彼女の歌を通したメッセージは人が誰かに「なりきる」ことではないと気づき、私は母国の新しいアートや音楽の動きに注目するようになりました。そこで「同時代」という言葉も知り、自分自身にも向き合うようになったのです。
 ちょうどそのころ、大学のイベントでジョン・ケージの音楽を聴く機会がありました。そうやって遠回りですが、「現代音楽」という世界に、自分のやりたいことで近づくことができました。学校の教科書で習うように、順序を追って勉強していたら、私はその感性に近づくことはできなかったと思います。趣味で聴く音楽と、大学で学ぶアカデミックな音楽、どちらも自分の中で楽しめるようになったのが20歳のころでした。それは自分の中で大きな変化で、その変化がなければ、いまの自分はなかったと思います。

寒川晶子、ロームシアター京都にて(撮影:編集部)



●「ド音ピアノ」をつくるきっかけ

―― そうした現代音楽との出会いから、「すべての音をドに調律したピアノで演奏してみよう」と思われたきっかけは?

寒川 やはり私の原点はローリン・ヒルなのですが、「どうやったらローリン・ヒルのような曲を書けるだろう」とひたすら聴いていた時期に、「ピアノは邪魔だ」と思ったときがあったんです。それまでは普通のメロディアスな曲を書いていたけれど、「ピアノにある特徴を全部なくそう」と思い始めました。そのときから10年くらい模索を続けていて、集大成がド音ピアノになったのだと思います。
 ピアノって、楽器そのものはアコースティックですが、仕組みは究極のデジタルな楽器だと思っています。「ド」の鍵盤を押すと、「ド」の音しか聴こえなくて、スイッチ化している。「ド」と「ソ」の音を弾いたときに、「ドミソ」とコードがわかる時点ですでにつまらないなと思って。そもそも、「ド」と弾いて「ド」の音だとわかることが嫌だったんです。そこで、「どうやったら平坦になるか」を考え始めました。
 また、ハスキーボイスに憧れていたこともあって、「ノイズを加えたい」と思いました。1つの音をポンと弾いたときに、1本の線、「ミ」しか聴こえないのはつまらなくて、ヒスノイズ(アナログ録音のテープを再生したときなどに聞こえる、「サー」「シュー」という感じの高周波数のノイズ音)がほしいなと。
 あと、音楽以外、例えば色でも、決まりきっていないもののほうが圧倒的に多いので、「ド」から「レ」の間に、もっと音がいっぱいあるはずだと思うんです。小学校時代、習字の時間で墨をすっていると、透明な水から真っ黒に行きつくまでの様々なグラデーションがありました。「そうした豊かなグラデーションは、どこに行ってしまったんだろう」とピアノを見ると思います。そこに気づいて、「つくる」ということを発見できたことが、ド音ピアノに至るきっかけになったと思います。

 
● ド音ピアノの響きとは

―― 「ド」という響きが多様で、そこにはノイズやグラデーションもあることを見つけて、ド音ピアノを弾かれるようになったということですね。実際の響きはどういうものなんでしょう。

寒川 空間によってうねり方が変わります。「お寺の鐘のような音がした」と言われたり、「お坊さんの読経に聴こえる」と言われたり。ピアノを鳴らしているので、ピアノの音ではありますが、そこにプラスαとして、うねりとノイズが加わった感じかな。聴こえ方としては不思議な感じがして、私は、普通のクラシックの曲を聴いていると、1本の線が見えるんですが、ド音ピアノの場合、それがもっと膨張する感じ、もっと太くて厚みがあって、全体が鳴っている感じがします。言葉で表すのは難しいんですけど。
 ただ、聴いていて落ち着く音なので、2010年に初演した時は、1列目のお客さんが寝始めたんです。つまらないから寝たというよりは、催眠的な作用が働いて、気持ちよくなって寝たと聞きました。

―― 寒川さんの音に対する表現が、美術のような捉え方ですよね。通常、音は耳から入ってくるものと捉えていますが、目に見える音として、また視覚化されたイメージとして捉えられていますね。

寒川 私、音色おんしょくにはかなりこだわるんです。音色おんしょくをどうやって体で見ているかというと、舞踏家が頭の中にいて、非常にスローで微妙に動いているんです。西洋のバレエではなくて、舞踏に近くて、本当にゆっくりなんです。その微妙な動きで自分の出す音色おんしょくのボリュームを決めています。他人の演奏を聴くときも同じで、自分の頭の中にいる舞踏家が、大きな音が鳴ると「あ、なんか違う」と思って消え去ったりしますね。

―― ド音ピアノの演奏を初めて聴く方がほとんだと思いますが、「こういうふうにしたら楽しめますよ」といったアドバイスはありますか。

寒川 今回、演奏する4つの曲のタイトルが、「浮浮ふわふわ」「霞弦」「にじませ震わせ」「響紡ぎ織」といいます。「霞み」とか「震える」とか、物理現象をタイトルにしているので、そのイメージがどこにあるのか、探しながら聴いてもらえると面白いと思います。「にじむ」ってどこだろう、「震える」ってどこだろう。タイトルが「なるほど」と思ってもらえるような音をつくりたいと思います。

寒川晶子《夢になるとき》2009年、トーキョーワンダーサイト渋谷 映像:瀧健太郎



―― 次に、檜垣さんに、アクースモニウムについてと、今回の共演について伺います。ド音ピアノと同様に、アクースモニウムも、通常の劇場のコンサートではあまり出会わないものなので、まず簡単に説明していただけますか。

檜垣 アクースモニウムは、電子音楽を空間化する装置です。立体的な遠近感や音の移動感を強調したり、前後の音の動きや広がり感、迫力などを劇場の空間に対して最も良い条件で聴かせるために発案された装置で、ヨーロッパでは「スピーカーのオーケストラ」とも呼ばれています。ひとつひとつ、すべて違うスピーカーをそろえることで、それぞれが違う音色を出して、うまく合わせていこうという装置ですので、電子音がよく会場に溶け込みます。その中で音響的な演出ができたらなと今回は思っています。

―― 通常、スピーカーというと、音を再生するものと考えられていますが、アクースモニウムの場合、スピーカーそのものが楽器で、その指揮者が檜垣さんということですね。

檜垣 はい。スピーカーが、1本1本の弦というか、響かせるものとして扱っています。ただし、基本的に扱うのは電子音楽で、コンピューターでつくられた音なので、楽譜は特に必要ありません。

―― 電子音楽というと、あらかじめプログラム化されたものが再現されると思いがちですが、そうではなく、指揮の仕方によって変わってくるということですか。

檜垣 そうですね。アクースモニウムは、音を再現しながら、さらに会場に対して適切な響きをつくり出す装置です。再現しながら、さらにライブで何かを加える。即興だけで出来ているわけではないし、つくり込んだものだけで出来ているわけでもなくて、その中間領域というか、両方の要素を扱っていると思います。

檜垣智也/アクースモニウム、「L’Espace du son-レスパス・デュ・ソン音楽祭」(ベルギー)



―― 世界共通で標準のやり方があるのでしょうか。

檜垣 ありません。同じ曲を弾いていても、各国各地のオーケストラでみんな違う音色がするのと同じように、アクースモニウムを演奏する劇場やイベントによって違う音色がします。世界各国のアクースモニウムで演奏していますが、毎回、響き方が違うので、本当に面白いです。今回、ロームシアター京都の会場にあるスピーカーを使うので、ロームシアター京都ならではの響きがつくれたらいいなととても楽しみにしています。
 「あるものも使いながら」というのが良い点で、「こうじゃないといけない」というルールはアクースモニウムにはありません。会場の条件、特性、予算などを換算して最適の回路を出していくので、決められていないところが面白いですね。スピーカーの置き方も決まっていませんし。

檜垣智也/アクースモニウム、「FUTURA-フチュラ音楽祭」(クレ・フランス)
(写真下のみ Photo by Junya Oikawa)



● ド音ピアノとアクースモニウムの共演

―― 今回、おふたりの共演については、どう考えておられますか。

寒川 私は、檜垣さんのワークショップを受けたことがあって、自分でも演奏させていただいたのですが、生でピアノを演奏するときの感覚に近くて、すごく楽しかったんです。なので、ド音ピアノがアクースモニウムと一緒になるとどうなるのか、私自身見てみたいです。音階を平坦にしたので、ド音ピアノの中で色んな音を出そうと思っていますが、さらにそこに立体音響を加えるのは初の試みなので、私がいちばん楽しみにしているかもしれません。

檜垣 「音色」というのが、いわゆる周波数の積み重ねだけではなくて、空間やハーモニーも含めて、トータルで「音色」なんだということを感じていただきたいです。ドビュッシーなどもそうですが、和音が音色として響きになって、それがオーケストラに影響して音色が拡大され、さらに空間が加わることで音の可能性が広がっていくという西洋の音楽の歴史があります。
 今回、ド音ピアノも、音色が楽しいなと思っています。ド音ピアノの音は、もはやピアノではないんですよ。1音だけ弾くとピアノの音ですが、2つ鍵盤が重なると、もはやピアノの音に聞こえない。私たちの音色の記憶は、周波数が重なった物理的な現象だけではなくて、調弦やハーモニーも含めて、楽器の記憶として持っているんだなと感じたんです。なので、あえて調律が狂わされてしまうと、もはやピアノに聴こえない。そこに、アクースモニウムで空間的な広がりまで加えると、鳴っている音は確かにピアノなんだけれど、何か別の抽象的な音が生まれるのではないかと非常に楽しみです。

 
● もはやピアノではない!?

―― いまの「もはやピアノではない」という話については、寒川さんはいかがですか。

寒川 うれしいですね。うまく言うのは難しいですが、「ピアノの可能性を広げた」とは思っています。「別の楽器をつくった」というよりは、「ピアノのもうひとつの顔を見せた」という位置づけで考えています。変わったイベントを色々やっていますが、私自身がずっと向き合っているのはピアノなんです。「ギリギリピアノコンサート」みたいな(笑)。飽きたから別のことをやっているのではなくて、一貫してピアノに向き合い続けたいと思います。
 私、現代のピアノの音は好きなんです。チェンバロのほうがあまり弾く人の違いを感じられないのですが、現代のピアノは、人によって本当に音色が変わるので、その自在さが出せるという意味では、現代のピアノはとても好きです。自分のピアノが出せる音色には自信もこだわりもあるし、現代のピアノでしか向き合えないことがあります。

『ナム・ジュン・パイクと電子の亡霊(ゴースト)』にて (左)寒川晶子、(右)阿倍修也
2013年、早稲田大学大隈小講堂


塩田千春展『沈黙から』ギャラリーパフォーマンス 一柳慧×Unit 2007「沈黙のヴィルトゥオーゾ」にて
(左)足立智美、(中)一柳慧、(右)寒川晶子 2007年、神奈川県民ホールギャラリー


一柳慧《オープン・ダイアローグ》よりパフォーマンス(共演:島田英明 Vn.)
2009年、金沢21世紀美術館



●「音の織機」――音だけで想いを伝える文化

―― さらに今回は、人類学者で民族楽器演奏者である伊藤悟さんが演奏する、「音の織機しょっき」とも共演されますね。

寒川 「音の織機」というのは、中国の雲南省のタイ族という少数民族が伝えてきた織り機で、「求愛楽器」とも言える特徴があります。かつて、タイ族の未婚の女性にとって機織りは主要な家事で、主に1日の労働を終えた夜に行われていました。昔は男女が公に話を交わすことは村の規範に背く行為と言われていたので、若者たちは夜に忍び逢うのが常でした。そうした日常の中で、女性は機を織る音を通じて自分の「人となり」を表現し、家の外の大人や男性たちに聴いてもらいました。男性は、家の中から響いてくる音を聴いて、見知らぬ女性の性格を知ったり、また、男性からは笛や琴の音を贈ったりしてお互いの愛情を深めたりしました。音を通じた、世界でも希有な文化ではありますが、でも確かに音楽は人の営みを通じて発展してきたものでもあります。
 今回、演奏のコラボレーションとして織機を楽器にしようと決めた理由のもうひとつに、京都の織物文化があります。お互いの共通点にプラスして、織り上がってくる布ではなくて、音があってこその織機という文化があったことを知ってほしいです。伊藤さんは織機を音と感性の関わり方という視座から研究されている方です。織機そのものがアジアから発展してヨーロッパに伝わったものですが、世界的にも「音のための織機はほかにはないだろう」と言われています。

―― 今回は、それぞれの音色が聴けることと、さらに重なったものも一緒に聴けるということですね。

寒川 ちょうど、2台ピアノのようにピアノと織機を並べようと思っています。織機とピアノは似ているところがあります。私と伊藤さんがピアノと織機の前に座って弾いている姿を見ると、「なるほど」と思っていただけると思います。

伊藤悟「音の織機」



● 音色の多彩さが際立つコンサート

―― 「もはやピアノではない」というくらい、ピアノの可能性を引き出すというか、解放しているド音ピアノと、アクースモニウムや織機とのコラボレーションは、本当に「どういうものになるんだろう」と楽しみになります。お話を伺う前は、まったく別のものが合わさるイメージでしたが、今日のお話を聞いて、それぞれが共通性を持っていると感じました。

檜垣 ド音ピアノについては、ドビュッシーが夢みていたことをやっているような気がします。彼がアジアに憧れを持って、その響きをピアノでつくり出そうとした曲がたくさん残されているわけですが、でも彼は調律を変えるところまではやらなかった。それを寒川さんは、調律を変えるアイデアでやろうとしているんじゃないか。この間レコーディングをしていて、「こういう音色をドビュッシーはつくりたかったんじゃないか」と思いました。音色の多彩さが際立つコンサートになると思います。

寒川 うれしいですね。歴史的な人の延長をやっている感覚はなかったので。最初は自己満足で「全部の音をドにしてみたら、どうなりますか」という軽いノリで調律師に聞いたところから始まったんです。

―― 最後に、これから興味を持たれる方にひとことお願いします。

寒川 演奏される楽器の謎や、コンセプトが先行して「何だろう?」と思われがちですが、出てくる結果は美しくて、「なごむ」というか、安心感はあると思います。もちろん刺激的な音やノイズは出てきますが、いわゆる「現代音楽」とは違う意外性を持っているので、それをどうアピールできるかなと考えています。

檜垣 「音色を聴く」ということを、我々は忘れてしまっている気がします。高さや和音、リズムなど、西洋音楽にまみれて生きていますので。「音色をじっくり聴く」ということは我々が本当に得意にしてきた文化だったのに。今回は、音色や空間に対して耳を澄ませて、その可能性や忘れたものを思い出すコンサートになればと思っています。

―― どうもありがとうございました。

(2016年8月5日 ロームシアター京都にて/2016年9月3日公開)



 
 

さむかわ・あきこ
京都生まれ。18歳まで京都にて過ごす。フェリス女学院大学音楽学部卒業。これまでにピアノを黒川浩氏、中川賢一氏らに師事。音楽による空間づくりに積極的に取り組み、現代美術作品とのコラボレーションやプラネタリウムを舞台にした演奏会など、自らも創作に関わりながら演奏を行う。2010 年にド音ピアノを使用し各界から注目を集め、ファッションショーでの生演奏や小学校での芸術教育授業に招聘されるなど、その斬新な試みに高い評価を得た。女子美術大学アートプロデュース表現領域非常勤講師。

 
ひがき・ともなり
愛知県立芸術大学大学院修了。九州大学大学院芸術工学府芸術工学専攻博士課程後期単位修得退学。博士(芸術工学)。フランス留学中に電子音楽の作曲とアクースモニウムの演奏で注目を浴びる。作品はフランスやドイツの国営ラジオから頻繁に放送されている。アクースモニウムを日本へ本格的に導入し、教育、研究にも力を注ぐ。九州大学大学院、愛知県立芸術大学大学院、大阪芸術大学、相愛大学、同志社女子大学、京都造形芸術大学、名古屋芸術大学、フュチュラ(フランス国際電子音楽祭)などで後進の指導にもあたっている。

 
かげやま・ようた
ロームシアター京都 支配人 兼 エグゼクティブディレクター
京都生まれ。90年〜96年、株式会社俳優座劇場 劇場部。96年〜2006年、文学座 演劇制作部、のちに同企画事業部長。2006年〜2010年、「まつもと市民芸術館」プロデューサー兼支配人。2010年〜2013年、「KAAT 神奈川芸術劇場」支配人。2013年8月より「ロームシアター京都」(旧「京都会館」。2016年1月10日開館)支配人 兼 エクゼクティブディレクター。98年、文化庁在外研修員(ロンドン)。

 
たかしま・めぐみ
美術批評。京都市立芸術大学芸術資源研究センター研究員。現在、artscapeにて、現代美術や舞台芸術に関するレビューを連載中。また、小劇場レビューマガジン『ワンダーランド』『シアターアーツ』にて舞台評を執筆。企画した展覧会に、「Project ‘Mirrors’ 稲垣智子個展:はざまをひらく」(2013年、京都芸術センター)、「egØ-『主体』を問い直す-」展(2014年、punto、京都)。

 
 

(公演情報)
 ロームシアター京都セレクション
「寒川晶子ピアノコンサート~未知ににじむド音の色音(いろおと)~」

 2016年9月24日(土)18:00
 会場:ロームシアター京都 サウスホール
 主催:京都市、ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)