大阪の国立国際美術館で
『森村泰昌:自画像の美術史』展が始まりました(2016年6月19日まで)。レオナルド・ダ・ヴィンチ、フィンセント・ファン・ゴッホ、アンディ・ウォーホルといった巨匠たちの自画像に扮し、「自画像とは何か」を問う意欲的な大個展です。これを機に、大阪で生まれ、京都で学び、世界に羽ばたいたアーティストについての小特集を組んでみました。
特集は、オリジナルのインタビュー、レビュー、そして、小アーカイブから構成されます。随時公開していくので、じっくりお楽しみください。
【INTERVIEW】
▶インタビュー:森村泰昌「「わたし」に込めた500年の美術史」(聞き手:原久子)
【SMALL ARCHIVE 森村泰昌】
『A & C : Art & Critique』は1987年7月〜1994年2月まで、京都芸術短期大学(現・京都造形芸術大学)が刊行していた芸術批評誌です。いまでは入手が難しいこの雑誌から森村泰昌関連記事を選び、OCRで読み取って、小さなアーカイブを作ってみました。
転載を許諾して下さった森村氏をはじめとする執筆者の方々と、『A & C』誌元編集担当の原久子氏、京都造形芸術大学のご協力とご厚意に感謝申し上げます。なお、記事はいずれも原文のママであることを申し添えます(明らかな誤字は訂正しました)。
〈REALKYOTO編集部〉
CONTENTS
▶『Art & Critique 5』
〈DRAWING〉「美に至る病へ」へのプロローグ(文・森村泰昌)1988年
▶『Art & Critique 8』
〈TOPICS〉ベニス・ビエンナーレ——ベニス・コルデリア物語
(文・石原友明、森村泰昌)1988年
▶『Art & Critique 9』
〈CROSSING〉森村泰昌展「マタに、手」(レビュー・建畠晢/篠原資明)1989年
▶『Art & Critique 15』
〈CROSSING〉森村泰昌・近藤滋「ART OF ARTS, MAN AMONG MEN.」
(レビュー・山本和弘)1991年
▶『Art & Critique 15』
〈NOTES〉 森村泰昌[1990年 芸術のサバイバル](構成・原久子)1991年
小池一子 井上明彦 松井恒男 塚本豊子 飯沢耕太郎 長谷川祐子
横江文憲 山野真悟 南條史生 中井敦子 斎藤郁夫 岡田勉
藤本由紀夫 石原友明 山本和弘 尾崎信一郎 アイデアル・コピー
富田康明 近藤幸夫 篠原資明 一色與志子 南嶌宏
▶『Art & Critique 19』
〈INTERVIEW〉 森村泰昌(構成・原久子)1992年
(2016年5月3日)